ベッドに寝た時にエアコンがちょうど頭の上にくるというレイアウトの寝室は少なくありませんが、ぐっすり眠るためにはあまりおすすめできません。
ただ、賃貸などで元々エアコンが設置されていて動かせない、間取り的に仕方がないというケースも多いので、その場合の対策を知っておくことも大事です。
ここでは、なぜベッドの上にエアコンを設置しない方が良いのか、設置するならどこが良いのかとあわせて、ベッド専門店ならではの視点で選んだおすすめベッドをご紹介していきます。
目次
エアコンがベッドの上に設置されていることは少なくはない
エアコンは窓に近い壁に設置されることが多いですが、ベッドを設置する時にも窓際で壁付けというケースが多いため、頭上にエアコンがあるベッドというのは決して珍しくありません。
広い寝室であればエアコンの下を避けてベッドを設置することができるかもしれませんが、一人暮らしのワンルームなどでは、もともとベッドが置ける場所が限られていることもあり、ベッドの上にエアコンという配置を避けられないケースも少なくありません。
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それでも、できればエアコンを頭上に設置しない方が良い4つの理由
最初にエアコンがベッドの上に配置されていることが多い理由をいくつかお伝えしましたが、ここでは頭上にエアコンを設置しない方が良い4つの理由について解説します。
1.エアコン落下のリスク
地震大国と呼ばれる日本では、ベッドの周辺に大きな家具などを設置しないようにと言われることも多いですが、エアコンを頭上に設置すると地震によって落下した際に大ケガをするリスクがあります。
また、地震以外にも施工不良や経年劣化による落下などの危険性も考えられます。
寝ている間にエアコンが落ちてきたらと考えると大怪我どころではなく、さらに重大な事態を引き起こす可能性もあるので、できれば避けた方が良いでしょう。
2.ハウスダストやカビなど衛生面のリスク
エアコンの風が臭う、温風や冷風の効きが悪いという場合、メンテナンスを怠ったせいでカビが生えていたり、ホコリがたまっていたりすることもあるそうです。
エアコン内部にたまったハウスダストやカビが風に乗ってベッド上に降り注ぐと考えると衛生面でのリスクの大きさが理解できるのではないでしょうか。
外部から侵入した虫が吹き出し口からベッドに落ちてくるという話もあるので、ベッドを清潔に保ちたいのであれば、頭上にエアコンを設置しない方が良いと言えるでしょう。
3.エアコンの風が直撃することによる健康面のリスク
ベッドの真上にエアコンがあると体に風が直接当たることもあるので、冷えすぎたり乾燥しすぎたりして体調を崩す可能性があります。
寝ている間にエアコンの風にさらされることで鼻やのどが乾燥し、風邪をひきやすくなったり、肌が乾燥して痒くなったりということも考えられます。
暑すぎたり、寒すぎたりで夜中に目を覚ましてしまい寝不足が続き、それが原因で体調が悪くなるというのもよくあることなので、快適に眠るためにもエアコンの設置場所はベッドの上以外を検討した方が良さそうです。
4.水漏れによるマットレスや寝具の汚れリスク
エアコンのホースや風の吹き出し口から水漏れした場合、マットレスや寝具が水浸しになってしまうこともあります。
シーツなどは家庭でも簡単に洗濯できますが、厚手の布団やマットレスが濡れてしまうと完全に乾かすのは大変ですし、なかなか乾かせないでいるとニオイやカビなどの原因にもなります。
最悪の場合は、マットレスや寝具の買い替えなど思いがけない出費にもつながるので、水漏れした時にも安全な場所にエアコンを設置するのがおすすめです。
その他.家電製品の上も避けるのがおすすめ
ここでは、ベッドの上にエアコンを設置しない方が良い4つの理由をお伝えしましたが、同じ理由でテレビや冷蔵庫、パソコンなどの上にもエアコンを設置しない方が安心です。
落下、水漏れで破損したり、水浸しになるとエアコンも家電製品も新しくしなければいけなくなるので、万が一のことを考えるならエアコンの下には何も置かないというのが一番の対策かもしれません。
寝室でおすすめのエアコン設置位置
エアコンをベッドの上に設置しない方が良い理由がわかったら、ベッドの上以外でどこに設置すれば良いのかを考えてみましょう。
1.ベッド、家電製品、火災報知器を避ける
頭上や家電製品の上にエアコンを設置しない方が良い理由は先にご説明しましたが、火災報知機の近くも避けた方が良いとされています。
また、冷暖房で急激な温度変化があると火災報知器が誤作動したり、感知器が結露したりすることもあるそうなので、1.5m以上離して設置することが消防法によって規定されています。
2.就寝中に風が直撃する位置を避ける
就寝中にエアコンの風に当たると健康面でのリスクが考えられます。
設置する際には寝ている人を風が直撃しない、ルーバーの向きなどを調整すればベッドを避けられる位置にしましょう。
3.エアコン専用コンセントを使用する
エアコンは他の家電製品に比べると消費電力が大きいため、専用のコンセントを使用しなければブレーカーが落ちたり、コンセント周辺が熱を持ち火災につながる可能性もあります。
そのため、エアコンを安全に設置するためには、専用コンセントの近くであることが大事です。
4.室外機の設置箇所を考慮する
エアコンは室内機と室外機でワンセットですが、室外機を設置するためにはある程度のスペースが必要になります。
また、室内機と室外機の距離が離れるほど電力効率が落ちると言われているので、効率よくエアコンを使用するためにも、室外機の設置場所を考慮したうえで、室内機の設置場所を決めなければなりません。
エアコンをベッドの上にしか設置できない時の対策
エアコンを設置するのにおすすめな場所について解説しましたが、エアコンが設置済みの賃貸や狭いお部屋などどうしてもベッドの上にしか設置できないというお部屋もあるはずです。
ここでは、そんな時に考えられる対策についてお伝えします。
まず、風が体に当たることによる健康リスクへの対策としては風向きを調整する、サーキュレーターなどでエアコンから出る風を循環させるという方法があります。
温度を下げすぎない、上げすぎないことはもちろんですが、湿度も調整できるよう加湿器や除湿器も合わせて使うと良いかもしれません。
落下や水漏れのリスクについては、定期的に専門業者にメンテナンスをしてもらうのが一番です。
内部のカビやホコリをエアコンクリーニングで一掃しておくとハウスダストやカビが部屋中に飛び散ることもなく、衛生面でも安心してエアコンを使えるようになります。
ベッド専門店が選ぶおすすめベッド5選
エアコンを設置する場所を動かせない場合、コンパクトで省スペース設置が可能なベッド、移動がしやすいベッドを選ぶと様々なリスクを避けやすくなり、対策も取りやすくなります。
ここでは、ベッド専門店が選んだおすすめベッドを5つご紹介します。
天然桐材100%の三つ折りすのこマット
すのこ板1枚1枚にスリットの入ったすのこの通気性と天然桐ならではの調湿、耐熱効果で季節を問わず快適な睡眠が期待できるすのこマット。
三つ折りにできるだけでなく、縦に二分割できるので省スペース収納が可能です。
nerucoオリジナルの天然木すのこベッド
静止耐荷重350㎏(JIS規格耐荷重7000N=約700kg試験合格品)の頑丈設計天然パイン材すのこベッド。
厚さ3cmの極太フレームとすのこ床板を支える極太の横桟を採用しているので、大柄な方も寝相の悪い方も安心しておやすみいただけます。
便利な機能が充実したnerucoオリジナル収納付きベッド
床板が木製すのこなので通気性バツグンで、蒸し暑い季節も快適に眠れるベッドです。
床板をM字に折り畳めば室内での布団干しも可能。
ヘッド部には棚と2口コンセント付きで、ベッド下には引き出し収納も付いています。
ソファとベッドの2Wayで使えるおしゃれデイベッド
少しヴィンテージ感のあるクールな印象の木目とマットなブラックアイアン脚の組み合わせがおしゃれなデイベッド。
昼はソファ、夜はベッドとして使える2WAY仕様なので、一人暮らしのお部屋にもおすすめです。
睡眠、収納、作業を一か所にまとめたオールインベッド
空間を有効に活用できる機能性バツグンのベッドです。
自分好みにアレンジできる有孔ボード、羽織モノを掛けるのに丁度いいハンガーレール、置きたいモノによって使い分けられるシェルフがコンパクトにまとまっています。
まとめ
頭上にエアコンがあるのが当たり前と思っていた人も、色々なリスクを知るとベッドの場所を変えた方が良いと思うのではないでしょうか。
簡単に移動できるベッドなら模様替えで安全な配置にすることもできるので、ベッドを買い替える時には動かしやすいベッド、レイアウトの自由度が高いベッドを選んでみてはいかがでしょうか。
こちらのページではたくさんのベッドをご紹介しているので、ぜひお気に入りを見つけてください。