すのこベッドを置きたいけれど、部屋が狭くなると圧迫感が出て動きにくくなるため、諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、体格の小さい方であれば「ショート丈すのこベッド」という選択肢があります。通常のベッドよりも短いため、部屋のスペースを有効活用できるのが特徴です。
この記事では、ショート丈すのこベッドのメリット・デメリットや選ぶ際のポイント、快適に使用するコツを詳しく解説します。おすすめのショート丈すのこベッドとマットレスも併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
すのこベッド「バノン」【ショートシングル】
アルヴィス すのこデイベッド 薄型マットレス付き【セミシングルショート】
すのこロフトベッド「Kati」【ショートシングル】
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そもそも「すのこベッド」とは?
すのこベッドとはベッドのデザインやタイプに関係なく、マットレスや布団を敷く土台となるベッドの床面がすのこ状になっているものを指します。
そもそも、すのことは土台となる木材に対して直角になるよう薄い木材を並べて打ち付けたものです。板と板の間には隙間があり、その隙間によって空気が循環するため通気性が高いという特徴を持っています。
日本には蒸し暑く寝苦しい夏があり、快適な睡眠環境を整えるためには湿気対策が必須です。
そこで生まれたのが寝ている間も空気を循環させ、汗などの水分を発散してくれるすのこベッドです。いわば蒸し暑い夏があったからこそ誕生した、日本独自のベッドといえるでしょう。
すのこベッドに使用される素材は、桐(きり)や檜(ひのき)といった天然木のほか、樹脂(プラスチック)があります。一般的には天然木を使用したものが多く、素材の香りや木のぬくもりを感じることができます。一方、樹脂製のすのこベッドはカビが生えにくく、水拭きができるので清潔に保てることがメリットです。
すのこベッドにはフレーム付きや脚付き、すのこのみをマットレスの下に敷くものなどいろいろなタイプがありますが、いずれも通気性の良さという特徴は同じです。
ベッドサイズはショート丈(長さ180cm)が最小で170cm以下は一般的ではない
ベッドサイズは子供用を除き、ショート丈(長さ180cm)が最小です。長さ170cmのベッドは一般的ではないため、部屋にベッドを置く際は、180cm以上の幅が必要だと考えておくとよいでしょう。
ショート丈ベッドとは通常のベッドに比べて短いベッドのことです。一般的なベッドが195cmであるのに対して、ショート丈ベッドは180cmと約15cm短くなっています。
数字だけで見ると約15cm短くなってもそれほど圧迫感が減りそうな気はしない、あまり変わらないと思う人も多いかもしれませんが、ショート丈になることで設置場所の選択肢が増える部屋もあります。
入口ドアやクローゼットの開閉に支障がある、あるいはベランダへの掃き出し窓を塞いでしまうせいでベッドが設置できない場合、15cm短くなったので設置できたというケースも多いようです。
ただ、ショート丈ベッドになることで体がはみ出るのではと心配になる人もいるかもしれません。しかし、身長150cmの場合はベッドの長さが170cm、身長160cmの場合はベッドの長さが180cmあれば違和感なく眠れるといわれています。
つまり「身長+約20cm」が「180cm程度」に収まる人であれば、ショート丈ベッドをおすすめできるというわけです。そのため、ショート丈ベッドは、身長160cm以下の人に向いているでしょう。
日本人女性の20歳以上の平均身長は154.3cmなので、平均身長程度の人はショート丈ベッドでも十分です。もっと小柄な身長150cm程度の方なら長さ170cmのショートベッドでも良いですし、平均身長を上回る身長160cmの方でも180cmのショートベッドであれば寝心地に影響が出ることはないでしょう。一方、20歳以上の男性の平均身長は167.7cmであるため、多くの男性にショート丈ベッドは不向きです。
足がはみ出てしまいそう、寝心地が悪そうと思われることもあるショート丈ベッドですが、使う人の身長次第では一般的なベッドとそん色のない寝心地の良さを感じられるということです。
【タイプ別】おすすめのショート丈すのこベッド15選
ショート丈ベッドは通常サイズに比べるとバリエーションが限られるものの、以前に比べれば選べるベッドの種類は増えています。
ここでは、シンプルなデザインや2Way、収納付き、ロフトベッドなどのタイプ別におすすめショート丈ベッドを15選紹介します。部屋の広さや雰囲気、ライフスタイルに合わせてお選びください。
シンプルなショート丈すのこベッド
部屋のテイストを選ばないベッドなら、シンプルなデザインのすのこベッドがおすすめです。フレームのみのベーシックなものや、ヘッドボードに小物を置ける便利な棚付きタイプなど、3つのベッドをご紹介します。
すのこベッド「バノン」 【ショートシングル】
天然木を使用したショート丈すのこベッドです。
厚さ3cmの極太フレームとすのこ床板を支える極太の横桟を使用。静止耐荷重350キロをクリアしているので安心して長くお使いいただけます。
棚付きショート丈すのこベッド「ストミ」【ショートシングル】
シンプルなデザインに便利な機能を詰め込んだショート丈すのこベッド。
床面下のスペースが広く、大きな衣装ケースもすっぽり入るので洋服や寝具などをたっぷり収納できます。
コーナータイプすのこベッド「アルヴィス デイベッド」【ショートセミシングル】
部屋の角にぴったりと収まる、L字型ヘッド&サイドボード付きデイベッドです。木目調のボードとアイアンの脚を組み合わせたヴィンテージ感のあるデザインが特徴。
ヘッドボードには便利な2口コンセントを備え、サイドの棚は本や小物などのお気に入りを飾るのに最適です。
2Wayで使えるショート丈すのこベッド
部屋のスペースを有効活用したい方には、ベッドにもソファにもなる2Way仕様のデイベッドがおすすめ。座るのをメインとしたソファベッドと異なり、眠ることを前提に設計されているため、寝心地も快適です。
アルヴィス すのこデイベッド 薄型マットレス付き【ショートセミシングル】
ヴィンテージ感のある木目とマットなブラックアイアン脚の組み合わせがおしゃれなデイベッド。昼はソファ、夜はベッドという使い方ができる2Wayベッドです。
天然木製デイベッド(イハナ)マットレスセット【ショートセミシングル】
省スペースな「ショートサイズ」で、あたたかみのある天然素材の北欧パイン材を使用。日中はゆったりくつろげる2~3人がけのソファとしても使えます。
昼はソファ、夜はベッドに2Wayで使えるデイベッド ローゼ【ショートシングル】
床面の高さを抑えた低床タイプのデイベッドは天井との距離が広がり、開放感をもたらしてくれます。20cm厚ポケットコイルマットレスセット。
収納付きショート丈すのこベッド
収納付きベッドは、限られた空間や収納がない部屋におすすめです。スペースを有効活用できる、収納付きショート丈すのこベッドをご紹介します。
部屋が片付く大収納チェストベッド【ショートシングル】
大小6杯の引き出しを備えた、大収納チェストベッドです。
引き出しは左右どちらにも設置でき、大小の位置の入れ替えも可能。部屋の間取りに合わせて調整できます。スライドレール仕様なので、たくさん入れても開閉がスムーズです。
ストレージボード付き「Edith」アイアンデイベッド【ショートセミシングル】
天然木×アイアンのスタイリッシュなデイベッド。専用のキャスター付きストレージボードがセットになった商品です。ベッド下は収納ボックスで整理したい、収納と通気性の両方を確保したいという方におすすめ。
重厚感のあるブラウン×ブラック、明るい雰囲気のナチュラル×ホワイトの2色からお選びいただけます。
機能的でデザイン性の高いショート丈すのこベッド
デザイン性に優れ、あるとうれしい便利な機能をプラスしたおしゃれなショート丈すのこベッドをご紹介します。
折りたたみ式のデスク付きすのこベッド【ショートセミシングル】
ベッドのヘッドボードに、折りたたみ式のデスクが付いたすのこベッド。必要なときだけ、デスクをさっと広げて使えます。コンセントとUSB-A&Cポートが付いているため、パソコンやスマートフォンを充電しながらの作業も可能です。
デスクが欲しいけれど置くスペースがない、という方におすすめです。
広めのヘッドボード付きデイベッド「ウェイド」【ショートセミシングル】
サイドテーブルのように使える、奥行きの広いヘッドボードが特徴的なデイベッドです。ソファのように座ってくつろぎながら飲み物や本を置けるなど、お好みの空間を作れます。
ヘッドボードの下の収納棚は約20㎝の高さがあり、文庫本や漫画本などを入れるのに最適。横からは見えにくいため、見た目もすっきりと収納できます。
設置・移動のしやすいショート丈すのこベッド
搬入や模様替えのしやすさを重視するなら、コンパクトに収納できるすのこベッドが便利です。
丸めて持ち運べるロールすのこマット【ショートシングル】
軽量な天然桐を使用した、丸めて収納できるすのこマット。「床に直接布団やマットレスを敷くと湿気や冷気が気になる」という方におすすめです。桐には調湿や抗菌・防虫効果があり、すのこ状なので通気性も抜群。
裏面には床傷防止のクッション材が付いているため、フローリングでも安心して使えます。敷くのも収納するのも素早く簡単にできるロールタイプです。
移動が楽々!折りたたみ桐すのこベッド【ショートセミシングル】
キャスター付きで室内の移動がラクに行なえる、折りたたみタイプのすのこベッドです。中央部を持ち上げて2つに折りたためるため、部屋のスペースを広く使えます。
布団を乗せたまま折りたたんで窓辺に移動させれば、室内での天日干しも可能。スライドコンセント2口とUSBポートを備えた棚付きのシンプルで機能的なベッドです。
ロフトタイプのショート丈すのこベッド
最後に、ワンルームや子供部屋におすすめのロフトタイプのショート丈すのこベッドをご紹介します。
すのこロフトベッド「Kati」【ショートシングル】
床面下のスペースを広々とした収納として使えるショート丈のすのこロフトベッド。
北欧産天然木をふんだんに使用しているので見た目の印象も優しく、圧迫感なく設置できます。
上り下りがラクなミドルタイプのロフトベッド【ショートシングル】
高すぎないミドルタイプのロフトベッドは、上り下りがラクにできるので仕事から疲れて帰ってきたときも即リラックス。
小さなお子様が使うときにも見守りしやすい高さです。
おすすめショート丈マットレス3選
ベッドフレームをショート丈にしたら、マットレスも合うものにする必要があります。ここでは、寝心地の良さにこだわったショート丈のマットレスを5つご紹介します。
nerucoオリジナル薄型マットレス【ショートシングル】
厚さ11cm、長さ180cmの薄型ポケットコイルスプリングマットレスは、扱いやすいので高さのあるロフトベッドにもおすすめ。
体を点で支えてくれるので快適に眠れます。
高密度ポケットコイルマットレス【ショートシングル】
日本人の体格や住環境などを考慮して作られた長さ180cmのマットレス。
高密度ポケットコイルスプリングが寝る人の体形に合わせて心地良い眠りをサポートしてくれます。
三つ折りウレタンマットレス【ショートセミシングル】
安定感のある280Nの硬めのウレタンが寝返りをサポートし、理想的な寝姿勢を保ちます。カバーは選択可能で取り外しが簡単、軽くてコンパクトなので持ち運びや収納に便利です。
腰をしっかり支える高反発マットレス【ショートシングル】
腰などの沈み込みやすい部分をしっかりと支える、高反発ウレタンマットレス。
頭と足を乗せる上下部分はほど良いかたさ、最も負荷がかかりやすい腰部分は特に硬めと、3つのゾーンに分けて体の負担を軽減します。
軽くて三つ折り可能なため持ち運びしやすく、高さのあるロフトベッドにもおすすめです。
折りたたみベッド専用2つ折りポケットコイルマットレス【ショートセミシングル】
折りたたみベッドに対応可能な2つ折りポケットコイルマットレスです。中央のファスナーを外せば2分割でき、移動や収納にも便利です。
独立したポケットコイルを高密度で配置しているため耐圧分散性に優れ、体の凹凸に合わせてしっかりと支えてくれます。
折りたたみベッドだけでなく、ロール式や2つ折りのすのこマットなどにもお使いいただけます。
ショート丈すのこベッドのメリット&デメリット
ショート丈すのこベッドは場所を取らずに設置できるのが最大のメリットですが、ほかにもおすすめできるポイントがあります。
ただし、メリットだけでなくデメリットがあるのも事実です。両方をきちんと理解したうえでショート丈すのこベッドを購入するかどうかを決めることが、ベッド選びで失敗しないためにも重要です。
メリット
ショート丈すのこベッドのおもなメリットは、以下の3つです。
- 小柄な人なら違和感なく使える
- 狭い部屋にも設置しやすい
- マットレスや布団の湿気対策になる
それぞれ詳しくみていきましょう。
・小柄な人なら違和感なく使える
身長160cm前後の人であれば、長さ180cmのショート丈ベッドでも足がはみ出ることなく眠れます。さらに、もっと小柄な150cm前後の人なら、長さ170cmのショート丈ベッドという選択肢もあります。
通常のベッドに比べて15cmほど短くなっても、小柄な人にとっては特に問題ないと考えて良さそうです。
・狭い部屋にも設置しやすい
ベッドが部屋の面積のほとんどを占めてしまうのは狭い部屋に共通の悩みですが、ショート丈ベッドなら省スペースでの設置が可能なので、ほかの家具を置く余裕もできます。
一人暮らしのワンルームや都心部のファミリー向け賃貸マンションの寝室などは、スペースに余裕がなくベッドを置く場所も限られることが多いですが、ショート丈ベッドであれば置けなかったところにぴったりはまるかもしれません。
ベッドが15cm短くなっただけでソファやサイドテーブルなどの家具も置けるようになり、部屋にくつろぎスペースが作れることもあります。
・マットレスや布団の湿気対策になる
すのこの特徴は通気性の良さです。
寝ている間にかいた汗などがマットレスや布団に溜まりにくいため、こまめにお手入れするのが難しいときの湿気対策にもなります。
定期的な布団干しやマットレスのお手入れは必要ですが、空気を循環してくれるすのこベッドであれば、日頃の湿気対策も簡単。
湿気が原因のカビやニオイなども防ぐことができ、いつも清潔なベッドで眠れます。
デメリット
ショート丈すのこベッドのデメリットは以下の3つです。
- 体格によっては寝心地が良くない
- ショート丈ベッドに合う寝具が少ない
- 冬は寒く感じることもある
メリット・デメリットを比較し、体格や環境に合ったものを選びましょう。
・体格によっては寝心地が良くない
ショート丈すのこベッドは、身長が高い人だと足がはみ出てしまうのでおすすめできません。
女性でも身長が160cmを大きく超える人の場合は通常サイズのベッドのほうが寝やすいですし、成人男性の場合は平均身長が170cm以上なのでショート丈ベッドはおすすめできません。
また、ショート丈ベッドの横幅サイズはバリエーションが少なく、シングルやセミシングルがほとんどです。身長160㎝以下の小柄な方にはおすすめですが、寝返りの多い方や将来的に2人以上で使いたい方には不向きです。
狭い部屋に置きたいからと無理にショート丈のベッドを選んでも、体をゆったりと休めることができなくなるので、部屋の広さではなく体格に合わせて選ぶことが大切です。
加えて、成長期のお子様は体格が大きくなるにつれてサイズが合わなくなる可能性があります。ベッドを長く使いたい場合は、成長なども考慮したうえで慎重に選びましょう。
・ショート丈ベッドに合う寝具が少ない
一般的なサイズのベッドを使っている場合、寝具を購入するときに気にするのはシングルかダブルかといったことだけで良いですが、ショート丈ベッドの場合は長さが違うので通常のシングル、ダブルの寝具ではサイズが合いません。
ショート丈ベッド用のマットレス、シーツ、布団は通常サイズに比べると販売しているショップも少なく、カラーやデザイン、素材の選択肢も限られます。
ただし、ショート丈のベッドフレームを取り扱っているショップであれば、寝具の品ぞろえがある場合も多いため、一式まとめて購入すると探す手間が省けます。
「多くの選択肢から選びたい」「寝具にもこだわりたい」という方は、ショート丈ベッドではなく通常サイズのベッドを選んだほうがよいでしょう。
・冬は寒く感じることもある
床板がすのこの場合、通気性が良いので夏は涼しく眠れますが冬は肌寒さを感じることがあります。
すのこによって空気の通り道ができるので、冬の夜は冷たい空気がマットレスや布団の下を循環し続けることになります。
冷たさがダイレクトに伝わらないよう、カーペットやラグを敷く、高さのあるベッドを選ぶといった対策を採ることはできますが、寒く感じることもあるということは覚えておきましょう。
ショート丈すのこベッドを選ぶ5つのポイント
以下の5つのポイントを押さえておくと、自分に合ったすのこベッドをよりスムーズに見つけやすくなります。各ポイントの内容をみていきましょう。
- ポイント①タイプで選ぶ
- ポイント②木材の種類で選ぶ
- ポイント③機能性で選ぶ
- ポイント④耐荷重で選ぶ
- ポイント⑤高さで選ぶ
ポイント①タイプで選ぶ
すのこベッドには、ヘッドレスタイプや収納タイプ、折りたたみタイプなどがあります。どのようなタイプのベッドが良いか、以下の表を参考に考えてみましょう。
タイプ | 特徴 |
---|---|
ヘッドレスタイプ | ヘッドボードがないフレームのみのベッドです。すっきりとした見た目で、さまざまな寝具やインテリアと合わせやすく、省スペースで設置できます。 |
収納タイプ | ベッド下に引き出しが付いているベッドです。タンスや棚などの家具の役割もこなせます。収納場所を確保したい人におすすめです。 |
折りたたみタイプ | 使わないときには折りたためるベッドです。昼間はベッドをたたんで部屋を広く使いたい人や、来客用のベッドを用意しておきたい人におすすめです。 |
ロータイプ | 高さが低く抑えられたベッドです。ベッド上の空間が広くなるため圧迫感が少なく、広々とした雰囲気を感じられます。 |
ソファタイプ | ベッドとソファの両方の機能を持ったベッドで、それぞれへの切り替えが容易にできるようになっています。来客用の予備ベッドが必要な人にもおすすめです。 |
ポイント②木材の種類で選ぶ
木の風合いや香りを楽しめるのもすのこベッドの魅力の一つです。すのこベッドの代表的な素材には、スギ、桐(きり)、檜(ひのき)、パインなどがあり、それぞれ以下のようなメリット・デメリットがあります。特徴をふまえて好みのものを選びましょう。
素材 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
スギ | ・軽量でやわらかい ・比較的安価 |
・軽量 ・香りが良く防虫効果がある |
・傷つきやすく耐久性が低め ・湿気を吸いやすい |
桐(きり) | ・非常に軽量でやわらかい ・湿気に強い |
・軽量 ・防湿効果が高い ・耐火性が高い |
・傷つきやすく強度が低め ・高価 |
檜(ひのき) | ・高級木材 ・耐久性がある |
・耐久性が高い ・防虫効果 ・腐りにくい ・香りが良くリラックス効果がある |
・高価 ・重い |
パイン | ・針葉樹でやわらかい ・比較的安価 |
・加工がしやすくデザインが多様 ・明るい色合いのため部屋に馴染みやすい |
・やわらかい傷つきやすい ・湿気に弱い |
ポイント③機能性で選ぶ
ベッドには、機能性にこだわったものもあります。収納付きやコンセント付き、照明付きなど、さまざまな機能を持ったベッドがあるため、ベッドにどのような機能を持たせたいかを考えながらベッドを選びましょう。
機能・種類 | 特徴 | メリット | 向いている人 |
---|---|---|---|
収納付き | 引き出しタイプ、跳ね上げタイプ、チェストタイプがある | ・本や小物を収納でき、スペースの有効活用ができる ・跳ね上げタイプはベッド下がすべて収納スペースなのでラグなどの長物や羽毛布団なども収納可能 |
・収納が少ない部屋 ・収納スペースを増やしたい人 |
コンセント付き | コンセントのほか、USBポート付きもある | ・スマートフォンや電子機器を充電できる | ・ベッドでスマートフォンやタブレットを充電したい人 |
照明付き | ヘッドボードに照明が内蔵されている | ・読書や作業に便利 ・部屋の雰囲気作りにも役立つ |
・読書や作業をする人 ・ベッド周りをおしゃれにしたい人 ・夜中にトイレに行くことが多い人 |
高さ調節機能付き | ベッドの床面高さを調節できる | ・自分の好みに合わせていつでも調節可能 ・ローベッドや、ベッド下収納が作れるハイベッドにもなる |
・模様替えや、ライフスタイルに合わせてベッドスタイルを変えたい人 |
サイドテーブル付き | サイドテーブルが一体化されている | ・飲み物や眼鏡、時計などの小物を置くスペースが確保できる | ・ベッド周りに必要な物を手元に置きたい人 |
折りたたみ式 | コンパクトに折りたたみ可能、ロール式もある | ・使用しないときにコンパクトに収納可能 ・スペースを節約可能 ・移動に便利なキャスター付きのものもある |
・部屋のスペースを有効活用したい人 ・部屋が狭い人 ・来客用ベッドが欲しい人 |
ヘッドレスタイプ | ヘッドボードがない | ・シンプルでミニマルなデザイン ・部屋のスペースを広く使える ・棚がないのでほこりが気にならない |
・部屋を広く使いたい人 ・シンプルなデザインが好きな人 |
パネルタイプ | 棚がないフラットなパネル型ベッド | ・シンプルでミニマルなデザイン ・背もたれとして使える ・圧迫感がない |
・部屋を広く使いたい人 ・シンプルなデザインが好きな人 |
ポイント④耐荷重で選ぶ
ベッドにおける耐荷重については、乗る人の重さに加え、寝具の重さも考慮しなければなりません。耐荷重は静止状態で設定されるため、余裕を持たせておきましょう。
耐荷重はフレームの太さや素材で変わってきます。使用する人の体重や寝具の重さをふまえたうえで、必要な耐荷重のあるベッドを選びましょう。
ポイント⑤高さで選ぶ
ベッドの高さは、使い心地や部屋の雰囲気に影響する要素です。床面とほぼ同じ低いタイプのベッドから、天井に近いハイタイプのベッドまで、ベッドの高さにはさまざまな種類があります。
ベッドの圧迫感をできる限り減らしたいなら低めのベッドを、ベッド下を収納スペースとして活用したいなら高めのベッドを選びましょう。
高さ | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
低め | ・床面とほぼ同じ~10cm程度の高さ ・「ローベッド」や「ステージベッド」などと呼ばれる |
・天井を広く感じ、開放感がある ・落下時の危険性が少ない |
・ベッド下のスペースを収納として活用できない |
中程度 | ・一般的な高さで、床面までの高さが30~40cm程度のものが多い | ・購入の選択肢が幅広い ・腰かけるのに便利 |
・ベッド下のスペースを収納として使えるが、高さが物足りないと感じるかも |
高め | ・床面下に収納スペースが付いたものが多い ・床面が50cm以上になることが多い |
・機能性に優れる ・ベッド下を有効活用できる ・立ち上がりがラク |
・価格が高い ・重心が高く、サイズが大きい |
ハイタイプ | ・高さが200cm近いものもあり、ロフトベッドやシステムベッドに分類される | ・ベッド下を大きく活用できる ・ベッド下にもマットレスや布団を敷くと2段ベッドのように使える |
・天井が近く、大人は窮屈に感じることがある ・移動や組み立てで労力が必要 |
ショート丈すのこベッドを快適に使う3つのコツ
ベッドは長く使い続ける家具です。ベッドを快適な状態に保てるよう、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
1.湿気・カビ対策を万全にする
すのこベッドは吸湿・放湿性に優れる一方で、就寝中にかいた汗などの湿気を隙間から逃がす構造のため、ベッド下に湿気が溜まりやすくなります。対策をしないと、条件次第ではカビが発生してしまう可能性があります。特にベッド下収納をする場合、空気の通り道が妨げられることもあるため、湿気対策は必須です。
布団をこまめに干す、部屋を換気する、除湿マット(除湿シート)を使用するなどして、カビ対策を行ないましょう。サーキュレーターをベッド下に向けて、空気を循環させるのも効果的です。カビが発生してしまった場合は、消毒用エタノールで除去しましょう。
すのこベッドでのカビ対策や、カビが発生してしまったときの対処法は、下記関連記事で詳しく解説しています。参考にしてください。
2.きしみ音がしたら原因に合わせて対策する
すのこベッドを使用していると、ベッドと床の設置面のすれやベッドの金具の緩み、すのこの経年劣化などが原因となって、きしみ音が発生する場合があります。きしみ音が気になる場合は、まずは音がする原因を特定しましょう。
ベッドと床の設置面がすれてきしみ音が発生する場合は緩衝材を使用し、金具が緩んできしみ音がする場合は金具を締めなおしましょう。すのこの経年劣化によってきしみ音が発生している場合は、買い替えも検討してください。
一般的に、耐荷重が重く、背の低いベッドはきしみ音が出づらくなります。できる限り静かに寝たいという人は、耐荷重や高さにも注目してベッドを選ぶとよいでしょう。
3.寝心地はマットレスで調整する
薄い布団やマットレスを使用していると、すのこの硬さが身体に伝わり、寝苦しく感じたり身体が痛くなったりしてしまうことがあります。すのこの硬さの伝わりを軽減させたい場合は、厚手のマットレスを使用するのがおすすめです。
以下の表を参考にして、種類や厚さ、硬さなどを比較しながらマットレスを選びましょう。
種類 | ・コイルマットレス(ボンネルコイル・ポケットコイル) ・ノンコイルマットレス(低反発ウレタン・高反発ウレタン・高反発ファイバー) |
厚さ | ・10cm:折りたためるものが多く、収納しやすい ・20cm:市販で最も流通している厚み ・25cm~:長期の使用を想定する場合におすすめ |
硬さ | ・やわらかめ(75N未満) ・普通(75N以上110N未満) ・かため(110N以上) |
マットレスの選び方については、下記関連記事で詳しく解説しています。参考にしてください。
また、快適な睡眠環境を維持するには、ベッドフレームだけでなく、マットレスの手入れも欠かせません。通気性の良いすのこベッドでも、マットレスの手入れを怠るとカビやダニが発生してしまいます。定期的に部屋を換気したり、敷パッドやベッドパッドを交換したりして、マットレスを清潔な状態に保ちましょう。
ライフスタイルが変わったらほかのサイズのベッドもおすすめ
広い部屋に引越ししたのでベッドを置けるスペースが増えた、子供が生まれて一緒に寝るための大きなベッドが必要になったなど、ライフスタイルの変化に合わせて、ベッドサイズを変えるのもおすすめです。
シングルやダブルなどのサイズなら、商品数も豊富で選ぶ楽しさも増えます。サイズは使用人数だけでなく、部屋の広さなどもふまえて選ぶのがおすすめです。
サイズ | 寸法 | 対応人数 |
---|---|---|
セミシングル | 幅80~90cm×長さ195~200cm | 1人用(子供、小柄な方) |
シングル | 幅97~100cm×長さ195~200cm | 1人用(ゆったり寝たい方や体格が大きい方) |
セミダブル | 幅120cm×長さ195~200cm | 1人用(子供、小柄な方) |
ダブル | 幅140cm×長さ195~200cm | 1~2人用(ゆったり寝たい方、夫婦・カップル) |
クイーン | 幅160cm×長さ195~200cm | 2人用(夫婦・カップル) |
キング | 幅180~200cm×長さ195~200cm | 2~3人用(大人+小さなお子様) |
ショート | 長さ180cm | 1人用(160cm以下の方) |
ロングサイズ | 長さ205~215cm | 1人用(180cm以上の方) |
ショート丈すのこベッド一式をそろえるなら、種類豊富な「ネルコンシェルジュ」がおすすめ!
体格の小さい方なら、ショート丈のすのこベッドがおすすめです。ベッドが小さいぶん、部屋にゆとりができ、レイアウト次第でほかの家具を置くスペースが生まれることもあります。
今回ご紹介したショート丈ベッドの選び方や快適に使うコツを参考に、ご自身の環境に合うものを見つけましょう。
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