ベッドは眠りの質を大いに左右する大切な存在です。マットレスやリネン類の選び方にはこだわりがあっても、快適なベッドサイズについては知らない方も少なくありません。
ベッドサイズはセミシングルからキングまで幅広く、それぞれ特徴や注意すべき点が異なります。体に合っていないサイズのベッドを使うと、リラックスできず、眠っても疲れが取れないといった状況も考えられるため、ベッドサイズの種類や自分に合ったベッドサイズを知っておきましょう。
今回は、ベッドのサイズについて詳しく解説します。ベッドサイズの一覧表もあるので、大きさに悩んでいる方はぜひチェックしてください。
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ベッドサイズの一覧表
一般的なベッドサイズには、セミシングル、シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キング、ショート、ロングの8種類があります。それぞれの寸法や対応人数は以下のとおりです。
サイズ | 寸法 | 対応人数 |
---|---|---|
セミシングル | 幅80~90cm×長さ195~200cm | 1人用(子供、小柄な方) |
シングル | 幅97~100cm×長さ195~200cm | 1人用 |
セミダブル | 幅120cm×長さ195~200cm | 1人用(ゆったり寝たい方や体格が大きい方) |
ダブル | 幅140cm×長さ195~200cm | 1~2人用(ゆったり寝たい方、夫婦・カップル) |
クイーン | 幅160cm×長さ195~200cm | 2人用(夫婦・カップル) |
キング | 幅180~200cm×長さ195~200cm | 2~3人用(大人+小さなお子様) |
ショート | 長さ180cm | 1人用(160cm以下の方) |
ロングサイズ | 長さ205~215cm | 1人用(180cm以上の方) |
基本的に「ダブル」より大きなサイズになれば、大人2人でもある程度の余裕を感じながら眠れるでしょう。大人2人と子ども1人など、3人以上で眠りたい場合は、「クイーン」以上のサイズがおすすめです。
ここからは、各ベッドサイズの説明と、おすすめしたいポイントを解説します。
セミシングルサイズ
小柄な方向けの1人用ベッドです。シングルベッドよりも幅が短く設定されているため、その分お部屋を広く有効活用できるでしょう。
コンパクトなワンルームにもおすすめです。
シングルサイズ
一般的な1人用ベッドです。マットレス幅は97~100cmが多くなっています。標準体型の大人1人でゆっくり休むには、十分なサイズ感でしょう。
一般的なサイズであることから、シングルベッドがうまく配置できるよう、部屋の間取りが設計されている物件もあります。
セミダブルサイズ
名称にダブルとついていますが、基本的に1人用のサイズです。体格が大きい方やゆったりと眠りたい方におすすめです。
シングルサイズのベッドよりも幅が約20cm程度大きくなっただけなので、サイズアップしやすいところからも人気が高くなっています。
ダブルサイズ
大人2人で使用することを想定したマットレスサイズのベッドです。
ただし、一緒に眠る人が平均的な身長などであれば問題ありませんが、平均以上の体格2人で横になると、少々狭く感じることもあります。
クイーンサイズ
大人2人でもゆったりと眠れるマットレスサイズのベッドです。どちらか一方の体格が良くても、ストレスなくぐっすり眠れるでしょう。また、年齢にもよりますが、子ども1人程度であれば大人2人と一緒に眠ることができそうです。
ただし、クイーンサイズのベッドはそれなりのサイズ感があります。将来的に分けて使いたい方はセミシングルサイズを2台合わせて、クイーンサイズにして使用するのもよいでしょう。
キングサイズ
大人2人でも、余裕を持ってゆっくりと眠れるマットレスサイズのベッドです。小さい子どもなら、大人と一緒に眠ることができるかもしれません。
キングサイズのベッドも、設置するには広いスペースを確保する必要があります。将来的に分割して使用することを考えるなら、シングルサイズを2台合わせてキングサイズとして使うのもおすすめです。
ショートサイズ
通常のシングルサイズよりも15cm程度短いマットレスサイズのベッドです。
コンパクトなサイズ感ながらも、身長160cmくらいなら足がはみ出すこともなく、通常のシングルベッドと同じような使用感で眠ることができるでしょう。
余ったスペースにラックを置いたり、チェストチェストを置いたりできます。初めての子ども用ベッドとしても人気があるサイズです。
ロングサイズ
通常のシングルサイズよりも10~15cm程度長いマットレスサイズのベッドです。
身長180cm以上の長身の方は、通常のベッドでは足がはみ出してしまうケースも多々あります。ロングサイズなら長身の方でも足もとまですっぽりと入るため、ストレスを感じることなくベッドで休めるでしょう。
ベッドサイズの選び方①部屋の広さで選ぶ
ベッドのサイズを選ぶときは、快適に眠れるかはもちろん、部屋の大きさも考慮する必要があります
コンパクトなお部屋に大きなサイズのベッドを置いてしまうと、圧迫感を感じるかもしれません。睡眠の質だけでなく生活のしやすさも考えて、ベッドのサイズを選んでください。
下記の表を参考に、お部屋のサイズにぴったりなベッドを探してみましょう。
サイズ | ワンルーム | 寝室 |
---|---|---|
セミシングル | 6畳以上 | 4.5畳以上 |
シングル | 6畳以上 | 4.5畳以上 |
セミダブル | 8畳以上 | 4.5畳以上 |
ダブル | 12畳以上 | 4.5畳以上 |
クイーン | – | 6畳以上 |
キング | – | 8畳以上 |
上の表のとおり、ベッドサイズの「クイーン」と「キング」に関しては大きなサイズのため、特殊なケースを除いてワンルームには適していません。ある程度の広さを確保していればワンルームであっても「ダブル」までは置くことができるため、広いベッドでゆっくり休みたい方は、ワンサイズアップを検討してみましょう。
<4.5畳にシングルベッドを設置したイメージ>
4.5畳の場合、シングルベッドとデスクを設置すると、それ以外の家具を設置するスペースがほとんどなくなります。省スペースの家具を選ぶなど工夫しましょう。高さの低いベッドを選べば、ベッドの圧迫感を抑えられます。
<4.5畳にロフトベッドを設置したイメージ>
ロフトベッドの下部を収納スペースやくつろげるスペースに活用すれば、4.5畳の部屋でも過ごしやすくなるでしょう。ただし、背の高いロフトベッドは圧迫感があるため、窮屈さを感じる方もいるかもしれません。
<6畳にシングルベッドを設置したイメージ>
6畳あればシングルベッドを置いたうえで2~3点の家具を配置できます。セミダブルのベッドを置いてもスペースが余るため、ベッドサイズを上げることも検討してみましょう。
<6畳にロフトベッドを設置したイメージ>
6畳にシングルベッドを置くのに比べ、ロフトベッドはどうしても圧迫感が生まれれてしまいます。上図ではデスクを減らし、ベッド下にくつろぎスペースを設けることで空間に余裕を持たせています。
<8畳にシングルベッドを設置したイメージ>
8畳あれば、ベッド以外にもデスクや棚、ハンガーラックなどを設置できます。設置の場所、向きの自由度が高いためインテリアにもこだわりやすいでしょう。
よりゆったりと眠るため、ベッドサイズを上げてセミダブルベッドやダブルベッドなどを選ぶのもおすすめです。
ベッドサイズの選び方②体格で選ぶ
ベッドサイズは部屋の大きさだけでなく体格も考慮して選びましょう。とりあえず「1人だからシングルサイズを選べば良いだろう」と考えてベッドを選んでしまうと、体格によっては窮屈に感じてしまうかもしれません。
ベッドサイズの選び方の目安になるのが肩幅です。ベッド幅が肩幅+40~50cmあれば、ある程度寝返りをうっても快適に過ごせるでしょう。
なお、日本人の成人男女の平均肩幅は約43cm程度だといわれています。シングルサイズのベッド幅は100cmですから、一般的な体型の方なら、シングルベッドでも寝るのに十分なスペースを確保できるでしょう。
肩幅が広い方は、幅120cmのセミダブルサイズを検討してみると、よりゆったり過ごせるかもしれません。平均よりも小柄な方であれば、ベッド幅80~90cmのセミシングルサイズでも問題なく使用できるでしょう。
また、身長が160cm以下であれば、従来のベッドよりも長さが15cm程度短いショートベッドもおすすめです。さらに幅も長さもコンパクトになった「セミシングルショート」というベッドもあるので、自分の体格やお部屋の大きさに合わせて選んでください。
家族で使うなら複数のベッドを組み合わせるのもおすすめ
幼い子どものいる家族では、全員同じベッドで眠りたい方もいるかもしれません。
家族でベッドを使用する場合、全員で一つの大きなベッドを使用するのも良いですが、子どもの成長も考えて、複数のベッドをくっつけて使うのもおすすめです。
複数人で使用する場合、子どもの年齢や使用する人数にもよりますが、ベッド幅はおおよそ160cm~280cmくらいがよいでしょう。どのサイズを組み合わせるのがベストなのか、さまざまな組み合わせを表にしてみましたのでぜひ参考にしてください。
ベッドの組み合わせ方
組み合せ方 | ベッドの幅 | 特徴 |
---|---|---|
シングル×2台 | 200cm | 一般的なキングサイズよりも20 cm程大きく、ゆとりを確保できます。子どもが1人で眠るようになってからも活用しやすいでしょう。 |
シングル+セミダブル | 220cm | シングル2台よりも、さらにゆったりとしたスペースを確保できます。 |
ダブル+セミシングル | 220cm | 非常にゆったりと眠れます。3人家族なら将来的にはダブルベッドを夫婦で使用して、セミシングルを子どもが使うようにしてもよいでしょう。 |
ダブル+シングル | 240cm | 3人家族におすすめです。比較的大きい子どもであっても、ゆったりと眠れます。 |
セミダブル×2台 | 240cm | 両親に加えて小さな子どもが1人~2人いてもゆったりと眠れます。 |
セミシングル×3台 | 240cm | 親子で使うときには広々としたスペースが確保でき、さらに3分割して使える組み合わせです。 ただし、セミシングルサイズであることから、分割して使うときには体格が良い人は少々狭いと感じるかもしれません。 |
シングル+クイーン | 260cm | 親子で眠っても、ゆったりとしたスペースを確保できます。クイーンベッドなら大人2人でもゆったりと過ごせるでしょう。 |
シングル2台+セミシングル1台 | 280cm | 夫婦に加えて、小さな子ども2~3人が一緒に眠れるスペースを確保できます。細かく分割できるので、将来的に追加で子ども用ベッドを購入せずに済むでしょう。 |
ダブル2台 | 280cm | 小さな子どもなら、2~3人いても問題なく眠れるでしょう。分割するときには、ダブルベッド1台を子ども部屋に持っていくといった使い方もできます。 |
ベッドを組み合わせるとベッド同士の間に隙間ができてしまい、体や寝具が落ちてしまうこともあります。この問題は専用の隙間スペーサーを使うと解決できるため、ぜひ隙間スペーサーも併せて購入しましょう。
<取り付け簡単>マットレス隙間スペーサー
並べたマットレス同士の隙間と段差を解消・マット同士のズレを防いで、寝心地改善!
パッド幅30cm幅広設計でマットの隙間に落ち込みにくく、長さは標準的なマットレスの長さ195cm。端から端までマットの隙間を埋められます。
サイズ選びの注意点
ベッドサイズは、使用する人の体格だけでなく、部屋の大きさや収納・その他の家具とのバランスを考えて決定しましょう。ベッドが大きく通路幅が極端に狭くなる、ベッドが収納の扉に干渉して扉が開かない、といったことがないよう、配置前に問題なく設置できるか確認しておくことが大切です。
また、設置場所だけでなく、設置時の搬入経路や組み立てスペースも確保できるか確認しましょう。大きなベッドは重く、複数人でないと運べない可能性もあるため、人手を確保できるかもチェックしてください。
引越しや結婚、出産などライフプランも考えてサイズを選ぶのも大切です。転勤などで引越す回数が多いならコンパクトで移動しやすいベッドを、結婚を控えているなら2人でも寝られるベッドを、出産の予定があるなら子どもが大きくなったときも対応できるベッドを選びましょう。
サイズ展開が豊富なおすすめアイテム8選
サイズ展開が豊富なアイテムを8つ厳選して紹介します。ここまで紹介したベッドサイズの選び方を参考に、自分に合ったサイズを探してみてください。
耐荷重約350kgのヘッドレスすのこベッド
サイズが【ショートセミシングル、ショート、セミシングル、シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キング、ロングサイズ】と豊富にあり当店で人気NO.1のすのこベッドです。耐荷重350kgと頑丈でプレミアムなヘッドレスすのこベッドです。
ホワイト、ブラウン、ナチュラルの3色
角に丸みがあるので安全♪
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多機能で便利に使える収納付きベッド「ZESTO」
収納に便利な2杯の引き出しはキャスター付き。USBポートは1口、コンセント2口の計3口も搭載しているので、スマートフォンなどの充電が枕もとで完了します。床板はすのこ仕様で通気性も抜群。
2口コンセント+USBポート付き
ホワイトカラーは女性に人気♪
円(税込)
木目と、スマートなアイアン脚のヴィンテージ調棚コンセント付きベッド アーヴィング
ヴィンテージ調のスタイリッシュなデザインのみならず、スマートな棚に2口コンセント、さらに通気性の良いスノコ床板と、機能性にも優れた木製ベッドです。
木目×ブラックアイアン脚
ヴィンテージスタイルでかっこいい
円(税込)
天井までの空間にゆとりを持たせたローベッド「レスター」
艶のある塗装で高級感たっぷりのローベッドです。ヘッド部の棚にはLED照明とコンセント付きで、上段の棚はタブレットを立てかけられるスタンド仕様。寝る前の動画視聴にも便利です。
ホワイトとブラックの2色展開
フレームの高さ11cmのロー設計
円(税込)
※上記の価格はシングル(フレームのみ)
Lepus(レプス) 棚・コンセント・LED照明付きすのこベッド
シンプルでやさしい雰囲気のシルエット。LED照明の灯りが枕もとをやさしく照らします。足先にゴールドをあしらった2トーンのコンビカラー脚部は、高級感と華やかさを演出します。
LED照明、棚、コンセント1口付き
ヘッドボード横にスリムなシェルフがあります
円(税込)
※上記の価格はシングル(フレームのみ)
天然木パイン材を使用したパネルベッド「フェリシア」
フレームにマットレスを乗せてソファ代わりにも使える便利なパネルベッドは、スペースに余裕のないワンルームにもおすすめ。床板は通気性の高いすのこ仕様で、1年中快適に過ごせます。
フレーム高さ13cmでゆとりある空間を演出
一周り大きいフレームで小物をベッド脇に置けます
円(税込)
臭いもなく、目立つ木目もなく、部屋に馴染んでいい感じです!以前は高めのベッドにして下を収納にしていたので、今回もそうするか迷いましたが…
こちらの商品は収納はできない代わりに、マットレスを置くとちょうどソファのように使えますし、部屋も広く見えて後悔はしていません。折りたたみタイプのヨガマットくらいなら入るので下に収納しています。
フロアワイパーも入ります。
※上記の価格はシングル(フレームのみ)
小さめサイズが選べるロースタイルのデイベッド
床面の高さを抑えた低床タイプのデイベッド。ベッド&ソファ2通りの使い方ができます。棚が横にあるので、お部屋のレイアウトもしやすいです。
小さめのショートサイズもございます。
ブラウンもあります。コンセントの位置は左右選べます。
円(税込)
※上記の価格はシングル(フレームのみ)
nerucoオリジナル ポケットコイルマットレス
フレームにマットレスを乗せてソファ代わりにも使える便利なパネルベッドは、スペースに余裕のないワンルームにもおすすめ。床板は通気性の高いすのこ仕様で、1年中快適に過ごせます。
寝返りしても振動が伝わりにくい
高級ホテル並みの寝心地をご自宅で
円(税込)
※上記の価格はシングル
サイズ以外のベッド選びのポイント
サイズ以外にもベッド選びで注目したいポイントがいくつかあります。高さ、素材、テイスト、機能性、耐荷重の5つのポイントを紹介します。
ポイント①高さで選ぶ
ベッドには面積だけでなく高さにも種類があります。ベッドの高さは大きく分けると4種類あり、それぞれメリットとデメリットがあるため確認しておきましょう。
・背が低いベッド(ローベッド)
床面からの高さが10cm程度の、「ローベッド」または「ステージベッド」と呼ばれている種類です。その名のとおり、床との距離が非常に近くなっています。
ローベッドのメリット・デメリット
メリット | ・天井までの空間に広がりを持たせることができ、開放感がある ・部屋を広くみせられる ・ベッドから万が一落下してしまっても、ケガのリスクを最小限に抑えられる |
デメリット | ・ベッド下を収納として利用できない ・床と近く、掃除をしないとホコリが気になる可能性がある |
・中くらいのベッド(脚付きベッド)
床面からの高さが30~40cm程度のベッドです。ベッドの高さで最も多いのが、床から20~30cm程度であり、マットレスをのせると、寝る高さは40~50cmになります。
ちょっと腰かけたいといったタイミングで、ソファ代わりにするのが心地良く感じるのが、中くらいのベッドだと考えてください。
中くらいのベッドのメリット・デメリット
メリット | ・ごく一般的な高さであり、購入する際の選択肢が多くなる ・ちょっとした腰かけに使える |
デメリット | ・ベッド下の収納スペースが狭い ・デザインによってはベッド下収納がない場合がある |
・背が高いベッド(収納ベッドなど)
床面からの高さが40cm程度のベッドです。床面下に収納スペースが確保されているものが多く、収納スペースが大容量になると、さらに床面からの高さが上がっていきます。薄い10cmほどのマットレスを選ぶと、ベッドへの上り下りが楽になるでしょう。
背が高いベッドのメリット・デメリット
メリット | ・収納力があるためクローゼット代わりにも使用できる ・収納が少ないコンパクトな部屋になじむ |
デメリット | ・高機能なタイプは、値段が高くなる傾向がある ・重量があり、模様替えや引越しに手間がかかる可能性がある |
・ハイベッド(ロフトベッド)
床面からの高さが110~200cm程度のベッドで、一般的にシステムベッドやロフトベッドと呼ばれています。床面下にはデスクや収納家具などが入ります。
ハイベッドのメリット
メリット | ・床面下に収納やデスクを置くスペースを確保できる ・ベッドとソファを1箇所にまとめられるため、スッキリとした空間作りができる |
デメリット | ・ベッド部分が天井と近くなるため、圧迫感を覚える可能性がある ・移動や組み立てに手間がかかるため、模様替えや引越しが多い方は注意が必要 |
ポイント②素材で選ぶ
ベッドのおもな素材には、木やアイアン・スチール、ファブリック、レザーがあります。それぞれ以下のような特徴があります。
ベッドの種類 | 特徴 |
---|---|
木 | ウォールナットやブナ、ナラ、桐(きり)、檜(ひのき)などの木材を使用したベッドフレームです。フレームとして定番の素材であり、木の質感はどのような部屋の雰囲気にもなじみます。重量は重い傾向です。 |
アイアン・スチール | スチールを使用したベッドフレームで、軽量かつ安価で、湿気やカビに強いのが特徴です。シンプルな構造が多く、きしみ音が出やすいのがデメリットです。 |
ファブリック | クッション性のある布を使用したベッドフレームです。やわらかい質感で肌触りが良く、ぶつかってもケガをしにくいため子どもにも向いています。カラーや生地の種類も豊富にあるため部屋の雰囲気にも合わせやすいでしょう。 |
レザー | 本革や合皮などのレザーを使用したベッドフレームです。高級感があり通気性が良い一方で、メンテナンスが大変という欠点もあります。 |
ポイント③テイストで選ぶ
大型家具であるベッドのテイストが変わると、部屋の雰囲気も大きく変わります。どのような雰囲気の部屋にしたいのかを考えてテイストを選びましょう。
テイスト | 特徴 |
---|---|
ナチュラル | 自然素材のぬくもりを活かしたテイストです。白や木目のシンプルなデザインで、寝具やほかの家具とコーディネートしやすくなっています。 ナチュラルテイストのベッド一覧はこちら |
カントリー | やさしい色づかいとほのぼのとした雰囲気が特徴のテイストです。天然木を使用したものも多く、落ち着いた印象のデザインでどこか懐かしさを感じさせます。 カントリーテイストのベッド一覧はこちら |
モダン | 洗練された都会的なテイストです。直線的でシンプルなデザインと、モノトーンやブラウンなどのカラーが組み合わさり、生活感を感じさせないおしゃれな雰囲気を生み出します。 モダンテイストのベッド一覧はこちら |
北欧 | 北欧由来のインテリアテイストです。あたたかみのある色味や木目が用いられており、シンプルかつ機能性の高いデザインで、部屋をさらに居心地の良い空間に仕上げてくれます。 北欧テイストのベッド一覧はこちら |
エレガンス | 曲線や細いアイアンを採り入れた、女性らしさあふれるテイストです。高級感あるデザインで、上品で華やかな雰囲気を生み出します。 |
和風 | 畳を採り入れた和風のテイストです。洋室だけでなく和室にも合い、畳の香りややわらかさがお好きな方におすすめです。 |
ポイント④機能性で選ぶ
収納があるもの、コンセント付きのものなど、ベッドによって機能性は異なります。以下の表はベッドのおもな機能一覧です。ベッドにどのような機能を持たせたいのかを考えてみましょう。
機能・種類 | 特徴 | メリット | 向いている人 |
---|---|---|---|
収納付き | 引き出しタイプ、跳ね上げタイプ、チェストタイプがある | ・本や小物を収納でき、スペースの有効活用ができる ・跳ね上げタイプはベッド下がすべて収納スペースなのでラグなどの長物や羽毛布団なども収納可能 |
・部屋の収納が少ない人 ・収納スペースを増やしたい人 |
コンセント付き | コンセントのほか、USBポート付きもある | ・スマートフォンや電子機器を充電できる | ・ベッドでスマートフォンやタブレットを充電したい人 |
照明付き | ヘッドボードに照明が内蔵されている | ・読書や作業に便利 ・部屋の雰囲気作りにも役立つ |
・読書や作業をする人 ・ベッド周りをおしゃれにしたい人 ・夜中にトイレに行くことが多い人 |
高さ調節機能付き | ベッドの床面高さを調節できる | ・自分の好みに合わせていつでも調節可能 ・ローベッドや、ベッド下収納が作れるハイベッドにもなる |
・模様替えや、ライフスタイルに合わせてベッドスタイルを変えたい人 |
サイドテーブル付き | サイドテーブルが一体化されている | ・飲み物や眼鏡、時計などの小物を置くスペースが確保できる | ・ベッド周りに必要なものを手もとに置きたい人 |
折りたたみ式 | コンパクトに折りたたみ可能、ロール式もある | ・使用しないときにコンパクトに収納可能 ・スペースを節約可能 ・移動に便利なキャスター付きのものもある |
・部屋のスペースを有効活用したい人 ・部屋が狭い人 ・来客用ベッドがほしい人 |
ヘッドレスタイプ | ヘッドボードがない | ・シンプルでミニマルなデザイン ・部屋のスペースを広く使える ・棚がないのでホコリが気にならない |
・部屋を広く使いたい人 ・シンプルなデザインが好きな人 |
パネルタイプ | 棚がないフラットなパネル型ベッド | ・シンプルでミニマルなデザイン ・背もたれとして使える ・圧迫感がない |
・部屋を広く使いたい人 ・シンプルなデザインが好きな人 |
ポイント⑤耐荷重で選ぶ
ベッドはそれぞれ耐荷重が設定されています。ベッドに乗る人の重さと寝具の重さの合計が耐荷重の範囲内におさまるようにしましょう。なお、耐荷重は基本的に静止状態で設定されるため、ある程度余裕を持たせておくのがおすすめです。
耐荷重はフレームの太さや素材などで決まります。複数人で使用する場合は特に、耐荷重の大きい製品を選びましょう。
ベッドサイズは「ネルコンシェルジュ」で部屋の大きさや体格から選ぼう!
ベッドはインテリアのなかでもサイズが大きく、一日を癒す大切な存在です。ゆったりと快適に眠るためにも、サイズ選びは慎重に行ないましょう。
小柄な方であれば、セミシングルやショートサイズのベッドを選べば、部屋をより有効活用できます。身長が高い方はロングサイズを選ぶことで、毎日ゆったりと眠れるでしょう。複数人で使用する場合は、将来的に別々に寝る可能性もふまえて、ベッドを何種類か組み合わせるのもおすすめです。
また、ベッドを選ぶ際は、サイズだけでなく、高さや素材、テイストなどにも気を配りましょう。さまざまな製品を見比べながら、自分のライフスタイルに合ったものを探してみてください。
今回ご紹介したベッド以外にも、ネルコンシェルジュnerucoでは多数のベッドを取り扱っています。ベッドの種類や高さごとのおすすめ製品を紹介した記事もありますので、ぜひ併せてご覧ください。