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畳を傷めず和室にマッチするベッドの選び方

最終更新日：2020/12/23
公開日：2019/10/20

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kawase

和室にベッドを設置する際に畳を傷めない工夫
└畳のへこみ対策にはマットや敷物を活用
└フレーム全体で支えるベッドを選ぶ
ベッド下の湿気対策でダニ・カビ予防
└吸湿性の高いシートで乾燥した状態をキープ
ベッドの移動を最小限にすることも重要
└設置の際には壁から少し離しておく
和室の雰囲気に馴染むシンプルな木製フレームベッド
└寝室のテイストに合わせたベッド選びが大事
和の落ち着いた雰囲気に馴染むお勧めベッド

和室にベッドを置きたいけれど畳に傷がついたりへこんだりするのが心配という人、賃貸住宅の場合は退去の際に高額の費用を請求されそうで設置を諦めているという人もいます。
確かに和室に重量のあるベッドを置くと畳が傷んでしまいそうですし、そもそも和風の部屋にベッドを置くとインテリアとして馴染まないのではないかと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
とはいえ、住宅事情によっては和室を寝室にせざるを得ない、布団の上げ下ろしが面倒、足腰の負担を軽減したいなど和室にベッドを設置したほうが都合のよい家庭も少なくありません。
そこで、今回は和室にはどんなベッドがなじみやすいのか、畳を傷めずに設置するにはどんな対策を取ればよいのかについてまとめてみました。

和室にベッドを設置する際に畳を傷めない工夫

畳のへこみ対策にはマットや敷物を活用

ベッドフレームとマットレス、寝具に寝ている人の体重も加わるとベッドの重みは相当なものになるので、畳の上に直接ベッドを設置すると一部だけがへこんでしまいます。
特に脚付きベッドの場合は重みを脚の部分だけで支えることになるので脚の形通りに畳が沈み込むことになり、時間がたつと畳が破れたりすることも少なくありません。
このような場合はベッドのサイズに合わせたカーペットやマットを敷くのがおススメです。
完全にへこみを防ぐのは難しいですがベッドの足と畳の間にクッションを挟むことで重みが分散され、極端なへこみの予防には有効な対策になります。

フレーム全体で支えるベッドを選ぶ

ベッドのデザインには色々ありますが、脚付きベッドではなくフレーム全体が畳に接するデザインのベッドは、重みを分散させる効果があるのでへこみ対策にもなります。
自由にサイズ調整ができるジョイントマットレスや畳に敷けるウッドカーペットを併用すればさらに効果的な畳の傷、へこみ対策にもなるうえにベッドの位置を少しずらしたい時も傷をつける心配がありません。

ベッド下の湿気対策でダニ・カビ予防

吸湿性の高いシートで乾燥した状態をキープ

畳の上にカーペットを敷き、その上にベッドを配置するとなるとベッド下に湿気がたまりダニやカビが発生しやすい状態になるので、湿気対策も重要です。
吸水性、吸湿性の高いシートを畳の上に敷いておくとジメジメすることもなく、乾燥した状態を保てるのでダニ・カビ予防にもなり畳もベッドも清潔な状態を保てます。
ただし、吸湿性のあるシートも敷きっぱなしでは効果が半減してしまうので定期的な取り換えが必要ですし、繰り返し使えるタイプのシートでも定期的に乾燥させるなどのお手入れが必要です。

ベッドの移動を最小限にすることも重要

設置の際には壁から少し離しておく

フローリングやカーペット敷きの寝室であれば、ちょっとベッドを動かしたい時にも簡単にずらすことができますが、和室の場合は移動させようとすると畳に傷がついてしまいます。
ベッドメイクの時に少しベッドをずらすだけでも畳が傷だらけということになりかねないので、最初に設置する際にベッドメイクがしやすいよう壁から少し離しておくのもお勧めです。
どうしても大きく移動させたい時にはマットレスを外し、畳と接する部分に段ボールを敷く、最初から敷いてあるカーペットやシートの上を滑らせるという方法もありますが、大きなサイズのベッドの場合は多少は傷がつくことも考えられます。
大型家具を移動させるための専用シートなども販売されているので、模様替えでベッドの配置を大幅に変える時はそうしたシートを利用するのも良いかもしれません。

和室の雰囲気に馴染むシンプルな木製フレームベッド

寝室のテイストに合わせたベッド選びが大事

アイアンベッドなどは洋室をゴージャスに見せることができますが、和室の雰囲気にはあまりマッチしません。
和室に馴染むベッドを選ぶのであれば、あまり凝ったデザインではなくシンプルな木製ベッドがお勧めです。
室内に使われている木材と同じ色味のものを選べば寝室全体に統一感が出るだけでなく、木材の落ち着いた雰囲気が和室にしっくり馴染んでくれます。
また、床板が畳のベッドは和室向きですし、ロータイプのベッドやステージベッドは高さを抑えてあるので敷布団と同じような感覚で使うことができ、見た目にも違和感がありません。
寝室の広さや天井の高さ、壁や柱の色などに合わせて素材やベッドのカラーを選ぶ、寝具の色もコーディネートするなど色々なアレンジを試してみると和室だからと言ってベッドを諦める必要はなく、自分好みの寝室作りができるはずです。