キングサイズベッドは大人2人でも広々と使えるため、ゆったり眠りたい方や、お子様と一緒に使用したい方におすすめです。しかし、実際の大きさはどれくらいなのか、部屋の広さは何畳くらい必要なのかなどが想像しにくく、選ぶ基準がわからないという方も多いでしょう。
この記事では、キングサイズベッドの大きさや特徴、寝心地、メリットデメリットに加えて、キングサイズベッドに適した部屋の広さについても、詳しくご紹介します。
おすすめのキングサイズベッド10選とマットレス3選も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次 [開く]
キングサイズベッドの大きさと特徴
最初に、キングサイズベッドの具体的な大きさや、ほかのベッドサイズとの違い、キングサイズならではの特徴について解説します。
キングサイズベッドの大きさ
キングサイズのベッドの寸法は、メーカーやデザインによって多少の違いがあります。
一般的には横幅180cm×長さ195cmがキングサイズ、横幅200cm以上のものはワイドキングサイズと呼ばれています。
ワイドキングサイズは、ベッドをより広く使いたい方や、体格の大きな方、お子様を含め3~4人で寝たいご家庭に向いています。
どちらにしても幅が180cm以下ということはないので、キングサイズのベッドは横幅180cm以上あると考えておけばよいでしょう。
ほかのベッドサイズとの違い
大きさがイメージしやすいよう、キング、ワイドキングとともにほかのサイズと比較してみましょう。
サイズ | 大きさ(幅×長さ) | 使用人数 |
---|---|---|
シングル | 幅97cm×長さ195cm | 1人 |
セミダブル | 幅120cm×長さ195cm | 1人 |
ダブル | 幅140cm×長さ195cm | 1~2人 |
クイーン | 幅160cm×長さ195cm | 2~3人(大人2人と未就学児1人程度) |
キング | 幅180cm×長さ195cm | 2~3人(大人2人と未就学児1人程度) |
ワイドキング | 幅200cm以上×長さ195cm | 2~3人以上(大人2人と子供2人程度) |
一般的な長さは195cmですが、商品によってはショート丈180cm、ロング丈200cm以上のものもあるので、背の高さに合わせて選ぶとよいでしょう。
キングサイズベッドの特徴
キングサイズベッドの特徴は、幅が180cmあるため隣に寝ている人が動いても気にならない、寝返りを打っても振動が伝わりづらい点です。そのため、寝るときは手足を伸ばしてゆったりしたい、一緒に寝ている人を気にせず寝たいという人に向いています。
キングサイズのベッドであれば、お子様が小さいうちは家族全員が1つのベッドに寝ることも可能です。
あらためて寸法や特徴をまとめると下記のとおりになります。
- 寸法:横幅180cm~200cm×長さ195cm
- 特徴:隣で寝ている人の寝返りなど振動が伝わりづらい。
手足を伸ばしてゆったり眠れる。 - 使用可能人数:大人2人+未就学児1人程度
キングサイズベッドのメリットデメリット
キングサイズのベッドにはメリットとデメリットがありますが、両方をきちんと理解していないと購入してから後悔するかもしれません。
ここでは、メリット、デメリットの両方を紹介しているので、購入前の参考にしてください。
メリット
・広々寝られる
キングサイズのベッドの横幅は180cm以上あるので、大人が大の字になっても余裕で寝られます。
手足を伸ばしてゆったり寝たい人にとって、キングサイズのベッドは最適と言えるでしょう。
・家族が1つのベッドに寝られる
お子様が小さい間は両親と一緒に寝るご家庭も多いですが、そんなときにもキングベッドがおすすめです。
大人2人と未就学児1人が寝ても窮屈に感じることなく、家族全員で寝ている安心感もあります。
・寝返りが打ちやすい
寝返りには、体圧が同じ場所にかかり続けるのを防ぎ、身体への負担を軽減する効果があります。また、身体を動かすことには、血行を促す役割もあります。
さらに、布団内のこもった空気を入れ替えて蒸れや暑さを防ぐため、快適な睡眠を保つうえでも寝返りは大切な動きです。
ベッドが狭いと身体が思うように動かせず、寝返りしにくくなりますが、キングサイズベッドなら十分な広さがあるため、2人以上で寝ていても楽に寝返りができます。
・一緒に眠る人の睡眠を妨げない
キングサイズベッドは広々としているうえに、マットレスの種類によっては振動が伝わりにくく、お互いの眠りを妨げにくいのが大きな特徴です。
また、寝返りを打つときや、起床・就寝のタイミングが異なる場合でも、ベッドの出入りに気をつかい過ぎずに済むため、毎日のちょっとしたストレスを軽減できます。
デメリット
・寝具などの選択肢が少ない
キングサイズのベッドは小さいサイズのベッドに比べると寝具などの選択肢が少なく、好みの素材やデザインのものが見つからなかったり、割高になったりすることもあるようです。
・広い設置スペースが必要
もともと、ベッドは大きなスペースが必要な家具ですが、キングサイズのベッドを設置するとなると、より広いスペースが必要になります。
また、購入後の搬入経路を確保しなければならないため、廊下やエレベーター、ドアなどのサイズを事前に測っておかなければなりません。
搬入の際に気を付けなければいけない点については、こちらのページも参考にしてください。
キングサイズベッドを選ぶ4つのポイント
キングサイズベッドを選ぶ際は、単に大きさだけでなく、いくつかのポイントを考慮することが大切です。ここでは、購入前に確認しておきたい「使用人数」「部屋の広さ」「ベッドのタイプ」「マットレスの種類」という4つのポイントについて解説します。
1.誰が何人で使うのかを考える
キングサイズベッドでお子様も一緒に寝る場合は、人数によって必要な広さが変わってきます。大人2人とお子様1人なら十分な広さであっても、お子様が増えたり、成長したりするにつれて1人当たりのスペースは狭くなってしまいます。
場合によってはシングルやダブル、クイーンなど、異なるサイズを連結させて使用したほうがフィットすることもあるでしょう。そのため、将来的な人数の変動なども考慮して、ベッドの大きさを選ぶことが大切です。
2.設置場所の広さ(畳数)を確認する
ベッドを設置する際には、ベッド周りの移動スペースも確保する必要があります。一般的なキングサイズベッドの大きさは幅180cm×長さ195cmですが、動線+家具などを置く場合は、さらにゆとりを持った部屋の広さが必要です。
代表的な部屋の広さ(畳数)にキングサイズベッドを設置する場合、次のようなイメージになります。
- 4.5畳:設置はできても、余裕を持った動線を確保するのは難しい
- 6畳:移動スペースがあり、コンパクトなナイトテーブルなどであれば設置も可能
- 8畳:空間にゆとりがあるため、照明やサイドテーブルなどの家具を配置することもできる
無理のない動線を確保し、圧迫感のない寝室を作るなら、最低でも6畳、できれば8畳以上あるとよいでしょう。
3.ベッドが1台or2台のタイプか決める
キングサイズのベッドの寸法は横幅180cm~200cm×長さ195cmですが、同じようにキングサイズとして販売されているものでも、1台でキングサイズになるもの、ベッド2台分でキングサイズになるものがあります。
どちらが良いかは好みや設置する場所によって変わってきますが、1台のタイプなら隙間を気にせず眠れるのがメリットですし、2台のタイプなら1台ずつ好みのマットレスが使える、搬入しやすいといったメリットがあります。
2台の場合、使っているうちにベッドやマットレス同士がずれてきて隙間が空いてしまうことがあります。
気になる方はマットレスを固定するマットレスバンドや、隙間スペーサー、ベッドパッドを使うなど工夫が必要でしょう。
2つのマットレスをまとめてカバーする敷きパッドもおすすめです。
<取り付け簡単>マットレス隙間スペーサー
並べたマットレス同士の隙間と段差を解消・マット同士のズレを防いで、寝心地改善!パッド幅30cm幅広設計でマットの隙間に落ち込みにくく、長さは標準的なマットレスの長さ195cm。端から端までマットの隙間を埋められます。
<ワイドキングシーツ>シワになりにくい綿100%の平編みニットシーツ
幅200cm×長さ200cm×マチ30cmのワイドキングボックスシーツ。身体に触れる部分に生地の継ぎ目がないので快適、肌に優しいコットン100%の自然素材なのでデリケートな方も安心です。
将来的に引越しを予定しているなら2台タイプの方が良いなど、現在の家族構成や生活スタイルだけでなく、将来的な予定によっても適したベッドは変わってきます。
すぐに買い換えるものではなく、長く使うものという点を忘れずに、自分にぴったりなベッドを選びましょう。
4.好みの寝心地に合ったマットレスを選ぶ
キングサイズベッドの寝心地はマットレスによっても変わります。マットレスには大きく分けて、コイルの入ったスプリングマットレスと、ノンコイルマットレスの2種類があります。それぞれの種類と特徴を知って、ご自身の好みの寝心地を手に入れましょう。
・スプリングマットレスの種類と特徴
スプリングマットレスは、さらにボンネルコイルとポケットコイルの2種類に分けられます。
【ボンネルコイル】
- 複数のコイルを連結させて面で支える
- 寝心地は硬めで、寝返りが打ちやすい
【ポケットコイル】
- コイルが独立していて、点で支える
- ボンネルコイルと比べると寝心地はやややわらかめで、フィット感がある
- 振動が伝わりにくいため、複数人で使用するキングサイズベッドに向いている
・ノンコイルマットレスの種類と特徴
ノンコイルマットレスの代表的な素材には、高反発ウレタンと低反発ウレタンがあります。
【高反発ウレタン】
- 反発力が高く、寝返りが打ちやすい
- 表面の凹凸加工などの有無にもよるが、寝心地は硬め~やわらかめ
【低反発ウレタン】
- やわらかい素材で身体にフィットし、体圧分散性に優れている
スプリングマットレスはコイルを使用しているため、重さがあります。キングサイズだとかなりの重さになるため、模様替えや引越しの際はやや手間がかかる点に注意しましょう。
一方ノンコイルウレタンは、スプリングマットレスと比較すると軽いので、こまめに模様替えをしたい方にはおすすめです。
キングサイズベッドおすすめ商品10選
キングサイズのベッド購入を検討しているなら、まずはたくさんのベッドを比較してみましょう。
1台でキングサイズのタイプ
まず、1台でキングサイズの広さがあるベッドをご紹介します。
バノン 幅180cmすのこベッド キングサイズ
シンプルで頑丈な当社オリジナルの天然木すのこベッド「バノン」。公的検査機関で静止耐荷重350kgをクリアした頑丈設計のすのこベッドです!
開放的で機能的なローベッド「ローゼ」キングサイズ
便利ながらも圧迫感を与えない、スリムな奥行きの宮棚が付いています。ヘッドボードには1口コンセントが付いており、スマートフォン等の充電もできます。
北欧フィンランド産のパイン材を使用したすのこベッド キングサイズ
優しい木目のパイン無垢材を使用した、複数のマットレスサイズに対応するローベッド。すのこ床板は通気性抜群で1年中快適に過ごせます。
レスター ローベッド キングサイズ
LED照明とコンセントが付いた棚付きローベッド『レスター』。ほど良い艶感で透明感あるシンプルなデザイン。天井を高く、空間にゆとりを持たせるロータイプのベッドで、お部屋を広々と感じることができます。
Platform Bed ローベッド キングサイズ
高さを抑えたロースタイルベッド。お部屋にゆとりと開放感のある空間を演出。便利ながらも圧迫感を与えない、スリムな奥行きの宮棚です。
2台でキングサイズのタイプ
続いて、2台を連結するタイプのキングサイズベッドをご紹介します。
国産檜すのこローベッド 低ホルムアルデヒド キングサイズ
広島の工場で職人たちの手によって作り出されている安心の日本製です。左右どちらにでも取り付け可能なサイドガード1個付きで寝返りによる転落を防止、安心設計です。
国産檜畳ローベッド キングサイズ
い草の香る畳床板タイプ。同じベッド同士をぴったり並べて、サイドフレームを連結可能(連結金具付属)で、家族みんなで川の字になって広々お休みいただけます。
ぴったり並べれば家族みんなで眠れるツインベッド
ヘッド部には照明と棚が付いたホテルのような高級感たっぷりのベッドです。
床面の高さは4段階に調節可能で、2台並べてキングサイズとして使うだけでなく、単体でシングルベッドとしても使えます。
お部屋の間仕切りとしても使える便利なベッド
北欧をイメージした丸みのあるフォルムと天然木の美しい木目が印象的なベッド。
枕元とヘッドボード背面に棚が付いているので小物の整理にも便利で、お部屋の間仕切りとしても活用できます。
移動も簡単 分割できる三つ折りすのこマット キングサイズ
天然桐を使用した、2分割ができる三つ折りすのこマットです。桐は、調湿や抗菌・防虫効果があるため、湿気が気になる寝具に適しています。
面ファスナー式の付属のバンドで連結させるだけなので、組み立ても不要。使わないときは分割してコンパクトに収納できます。
シンプルなものが良い、引越しの際も楽に運べるものが欲しい、という方におすすめです。
キングサイズよりもシングルサイズのほうが種類は豊富です。下記のシングルサイズのカテゴリもぜひチェックしてみてください。
キングサイズベッドにおすすめのマットレス3選
キングサイズベッドの寝心地を快適にする、おすすめのポケットコイルマットレスを3つご紹介します。
厚さ20cm 高密度ポケットコイルマットレス キングサイズ
マットの厚みが20cmあり、高級ホテルのような寝心地のポケットコイルマットレスです。高密度のポケットコイルが理想的な寝姿勢になるよう身体を支え、心地良い眠りをサポートします。
側面は通気性の良いメッシュ生地を使用。中わたには、TEIJINの防ダニ・抗菌・防臭機能付き素材を使用しており、毎日快適にお使いいただけます。真空圧縮梱包でコンパクトにお届けするため、玄関先での受け取りもスムーズです。
neruco オリジナル 7ゾーンポケットコイルマットレス キングサイズ
マットレスを7つのゾーンに分け、身体の部位に合わせた硬さに設定することで、体圧の分散と寝返りをしやすくするポケットコイルマットレスです。
裏表どちらの面も使える仕様のため、季節ごとにローテーションでき、偏りを防いでマットレスを長持ちさせることができます。
バランスの良い硬さを求める方におすすめです。
neruco オリジナル 7ゾーンポケットコイルマットレス キングサイズ
スーパーハードコイルマットレスは、高反発のスプリングとハードフェルトで大柄な身体をがっちり支えるマットレスです。高密度ポケットコイルで身体の凹凸に合わせて細やかにフィットするため、体圧分散性にも優れています。
バリューマットレスと比較してコイル数が多く、コイル自体も太いものを使用しているため、かなり硬めの仕様になっています。筋肉質の方や体格のしっかりした方、通常の硬めマットレスでは物足りない方におすすめです。
ノンコイルマットレスやワイドキングマットレスも比較検討したい方は、下記のページもご覧ください。
キングサイズベッドに関するよくある質問
ここからは、キングサイズベッドに関するよくある質問をご紹介します。
キングサイズベッドの値段の相場はどれくらい?
キングサイズベッドの一般的な価格は、3万円~7万円程度です。ただし、ベッドフレームの材質や、ベッド下収納の有無などによっても価格は変わります。また、マットレス付きのタイプはそのぶん高くなり、マットレスの素材などによっても価格に差が出ます。
寝心地や機能性、デザインなどによっては10万円以上するものもあるなど価格の幅は広いため、何を基準に選べば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。単に価格だけで選ぶのではなく、好みの寝心地や機能、お部屋の雰囲気などを踏まえて、何を重視するかを明確にしたうえで選ぶことが大切です。
シングルサイズ2台でキングサイズになる?
シングルサイズは横幅が97 cmのため、2台では194 cmです。横幅180
cmのキングサイズよりもやや幅広になり、ワイドキングサイズに近くなります。そのため、より広めのベッドで眠りたい方や、設置スペースにゆとりがある方は、シングルサイズを2台並べて使用するのも選択肢の一つになるでしょう。
また、シングルサイズは種類が多いので、いろいろなデザインから選べるのも魅力です。1台ずつでも使えるため模様替えもしやすく、将来的にお子様用のベッドとして使うこともできます。
ただし、シングルサイズのベッドを2台並べて使用する場合は隙間ができやすいため、ベッドフレームを連結するか、隙間パッドを使用することをおすすめします。
キングサイズベッド一式をそろえるなら、「ネルコンシェルジュ」におまかせ!
キングサイズベッドは、大人2人でものびのび過ごせるほか、お子様と一緒に眠ることもできます。特にお子様が小さいうちは、一緒に過ごす時間が増えたり、安心感が得られたりするなどのメリットも大きいでしょう。
1台タイプのほかに2台連結タイプもあるので、将来的な家族構成や動かしやすさなどを踏まえて選ぶのがおすすめです。今回ご紹介した選び方のポイントを参考に、ご家庭に合ったベッドを選んでください。
ネルコンシェルジュでは今回ご紹介した以外にも、ベッド下収納付きやマットレス付きなど、さまざまなキングサイズベッドをご用意しています。
こちらのページもぜひチェックしてみてください。